ショッピングカート ポイント会員 新規登録/ログイン お買物総合案内 各種お問合せ/お申込み サイトマップ
 

お た よ り

「エコ生活」について考える

エコ生活倶楽部を運営している中で、様々な方との出会いや語らいがあります。

積極的に環境保護を推進しようとする方、環境保護は大切だと感じながらも実際の行動へ踏み込めないという悩みをもった方がいらっしゃいます。この悩んでいる方には、共通点があるような気がします。その共通点は2つあります。

一つ目は「私一人が取り組んだところで、地球環境改善にどう影響があるのか」「世界中の人が全員で取り組まなくては意味がないのではないのか」という悩みです。

このタイプの悩みは、私たちもとても考えたことなのです。なぜなら向かい合う地球環境というものはとてつもなく大きいから悩んでしまうのです。地球規模どころか、日本全体でも大き過ぎますし、都道府県でも圧倒されるくらいとても大きいです。では市のレベルでは、と考えても非常に大き過ぎます。せめて近くのエリアだけでもと考えても、深みにはまっていくように、悩んでいきます。

せめて自分の近所だけでも、自分の会社だけでもですとか、せめて自分の家庭だけでもと考え始めると、さらに新たな悩みが出てきます。それは、自分の回りだけで成り立っているものは何もなく、ずべて地域にも市にも都道府県にも国にも世界にもつながっていくからです。

では、この悩みどうしたら良いのでしょうか。

私たちの体験がご参考になれば幸いです。

理屈で考えている限り、「自然界」とは大きな隔たりがあり、「悩んで何もしないで終わる」ということの繰り返しなのです。そこでまず「行動」してみたのです。これは何かの理論や根拠に裏付けされたものではなくてもいいのです。まず「やってみること」が大切なのです。「自分の体を現実に動かしてみて初めて分かることがある」のです。

やってみて分かったことがありました。

それは、地球環境や自然界はとてつもなく「大きな世界」だけではなく、とてつもなく「小さな世界」でもあるという実感です。つい理屈で考えると、自分よりも大きな部分にばかり目を奪われてしまいます。そして「小さな世界」の存在など気づきもしないし、出会いもしないという状況になってきます。

ですから、何からでも良いです。まず「やってみる」ことなのです。

ここでお薦めなのが「やってみてどうなるか」という結果を必要以上に考えてはいけません。なぜなら、エコ生活を始める前の自分の理屈や理論で考えてしまうからです。一人でも多くの方にこの「小さな世界」に出会っていただきたいと思います。


もう一つのタイプの悩みは、企業の方に多いのですが、「経費削減」と「環境保護」との両立は難しいとの“先入観”からエコ生活に踏み込めない、というものです。

こういう方がいました。会社を経営されている方なのですが、「エコロジーが大切なのはわかるけれど、新たな経費が生まれるのは困る」というお言葉です。

この方とはじっくりお話ししました。たしかにエコ生活に配慮していくと、その会社には少しだけ今まで無かった新たな経費が生まれていきます。

そこで、エコ生活に配慮する前の経費を尋ねてみました。そうすると意外な事実が浮かび上がってきたのです。

その方の会社は、新たな物を購入するに際し、原因は「壊れたから買い換えた」ということや、「無くなったから購入した」という金額が大きいのです。許可をいただいたので、さらにご説明すると、社員が物を大切にしていないのです。使い終わった物や、少しでも壊れた物はとにかく全て“ゴミ”なのです。社内に「エコ生活」の雰囲気などまったく無く、話題にも上がっていないのです。

さらに会社の車のエンジンは長いアイドリングを続けています。電気はいつもつけっぱなし、物品を購入する時点では使用後の廃棄物の問題や長く使えるかなど全然気にせず「安い方を選ぶ」の繰り返し。何でも使い捨てで、まさに「多量の廃棄物排出元ですね」と思わず口に出てしまったくらいなのです。

その会社経営者にはまず、社長自ら、いかに廃棄物を減らすかを考えて行動して下さい、とお伝えしました。怪訝な顔をされるので「会社から廃棄物が出ない」ということを「経営方針」に加えてください、と補足すると理解されたようです。

その後、社長が自ら行動を変え、廃棄物の出ない環境作りに取り組むと、社員の方も自然と行動を変えるということを目の当たりにされ、大変喜んでいらっしゃいました。それまで「経費削減」を繰り返してきてもなかなか社員に浸透せずに、つい「ぼやき」が出ていた方とは思えない変化です。

企業での「エコ生活」は無理に構えることなく、まずやってみて下さい。できましたら経営者自らやってみて下さい。そしてコツは「社員に強制しないこと」です。

社員は「良い」と思えば上司の真似をします。

ページトップへ